株のよくある悩みを解決
株のよくある悩みを解決
株は、たくさんある資産運用の中でも比較的始めやすく、最近では若い人にも人気があるようです。
株主優待とは、株を持つことによって年に数回、商品券や優待券、その会社の自社製品などいろいろなものがもらえる制度のことです。
たとえば、平均収益率が年間5%で、標準偏差が7%だった場合、68%の確率で12%(5%+7%)とマイナス2%(5%17%)の範囲に収まっていることになります。
ファンドの場合、リスクの大きさがこの標準偏差でわかります。
この数値が小さいほど比較的安定的な動きをすると予想できるわけです。
表内にある数値はファンドができて以来、累積リターンがどれだけの振れ幅で動いたかを表すもの。
標準偏差が14・33%であれば、設定来リターンの2・96%からプラスマイナス14・33%の範囲内に動きの約68%が収まっていることになります。
つまりプラス17・29%とマイナス11・37%の範囲内です。
この数値が大きければ振れ幅が大きくリスクが大きいファンドで、数値が小さければ振れ幅が少なくリスクが小さいファンドです。
「内外比率」は国内と外国の投資比率で、外国の比率が高いほど為替の影響を受けやすくなります。
そして「特記事項」にあるのが、分散投資の内訳です。
ファンドを選ぶとき、項目のなかで重要なのが累積リターンと標準偏差です。
収益性を重視するなら累積リターンが大きいものを、安全性を重視するなら標準偏差が小さいファンドを選びます。
リターンが大きく標準偏差が小さいファンドほどいいファンドということになりますが、一般的に、リターンとリスクは表裏一体の関係にあります。
リターンが大きければリスクも大きくなりますし、リターンが小さければリスクも小さくなります。
しかしファンドの成績は図式通りにいくわけではありません。
いいリターンを出しながら、標準偏差が小さいファンドもあります。
表ではのバランス型ファンドが2・54%という比較的いいリターンを出し、標準偏差もひとケタ台に収まっています。
信託報酬と信託財産留保額はファンドの説明書である目論見書に、累積リターンと内外比率、特記事項はファンドの月次レポートでわかります(累積リターンは騰落率と書かれている場合があります)。
これらは、ファンドの運用会社のホームページで調べられます。
また、標準偏差はファンドの運用会社に問い合わせればわかります。
企業の確定拠出年金で扱っているバランス型ファンドでこのような表をつくり、リターンとリスクの関係を見ながらバランス型ファンドを選びましょう。
期待リターンとリスクで利回りを予測する確定拠出年金を導入している会社に勤めている人は、会社から「資産配分チェックシート」をもらっている方が多いと思います。
このチェックシートの質問に答えていくと、自分に合った資産配分のタイプが出ます。
そして、そのタイプではどのように資産配分したらいいのかがわかるようになっています。
資産配分の参考例は、たとえば226・227ページの表のようになっています。
上のA〜Fが資産配分のタイプ。
チェックシートの質問に答えて「A」タイプと出たらAの資産配分で、「C」と出たらCの資産配分で投資信託を購入して運用します。
「アセットクラス」は、国内株式や外国株式などのように、投資を行なう分野を指します。
たとえば「この投資信託のアセットクラスは外国債券だ」などと表現します。
Aは、購入する投資信託のなかで株式型投資信託をゼロにするタイプ。
投資せず、元本確保型の確定拠出年金向け定期預金、生命保険会社の年金商品、積立傷害保険などに投資します。
元本確保型は、一見すると元本が減ることなく安全確実なように見えますが、実は大きなリスクが隠されています。
元本確保型は運用利回りが低いためあらかじめ会社が想定した運用利回りに及ばず、確定拠出年金導入前の年金原資よりも少なくなってしまうというリスクです。
せっかく確定拠出年金を導入したにもかかわらず、社員の年金制度や運用に関する興味が非常に低いため、掛け金の大部分が元本確保型金融商品に放置されているという問題が現在非常に大きくなっています。
退職間近な人は別にして、できるだけ株式投資信託や債券投資信託などの運用商品を活用するように心がけてください。
Bから右になるにつれて株式型投資信託の割合が増えていき、Fでは90%を株式型投資信託で運用します。
株式型投資信託の割合が増えるほど期待できるリターンが大きくなり、その分リスクも大きくなります。
「国内株式」「外国株式」「国内債券」「外国債券」「元本確保型」の欄にある数字は、それぞれのタイプでの資産配分の割合を示します。
Cタイプでは、確定拠出年金で運用する資産の20%を国内株式型、10%を外国株式型、15%を国内債券型、15%を外国債券型、40%を元本確保型に振り分け、そのタイプの投資信託を購入すればいいことになります。
この表での「期待リターン」は、そのタイプで資産運用したときに期待できる年利。
「リスク(標準偏差)」は、運用利回りが期待リターンから上下どれくらいの振れ幅に収まると予測できるかを示しています。
この期待リターンとリスクを使うと、1年間でどれくらいの利回りが見込めるかがわかります。
「期待リターン+リスク」が想定されるいい利回り、「期待リターンーリスク」が想定される悪い利回りです。
たとえば、Cタイプは期待リターンが2・2でリスクが5・4。
それぞれの投資信託の運用成績がいいと2・2十5・4=7・6%の利回りが期待でき、運用成績が悪いと2・2-5・4=マイナス3・2%で資産が3・2%減る可能性があることになります。
Aタイプでは想定されるいい利回りが0・3+0=0・3%で、悪い利回りも0・3-0=0・3%で変わりません。
しかし、Fタイプでは想定されるいい利回りが5・4+14・3=19・7%で、悪い利回りは5・4-14・3=マイナス8・9%。
どちらも大きい数値になります。
こうして計算してみると、AからFへと株式比率が高くなるにつれ、期待できるリターンとリスクが大きくなることがわかります。
リバランスでリスクマネジメントをチェックシートで出た自分のタイプに示されている比率で投資信託を員って長期間保有すれば、長期国際分散投資ができます。
しかし、注意していただきたいことが2点あります。
ひとつは、割引率。
会社は確定拠出年金を導入するときに、「何%で運用するといくらになるか」を計算して掛け金を決めます。
このパーセントを割引率といいます。
割引率を2・5%にしている会社なら、2・5%で運用して初めて確定拠出年金を導入する以前の年金制度の年金額と同じになります。
自分で投資信託を選んで運用するときには、割引率を上回る30ように意識してください。
ですので、期待リターンが割引率を下回る運用は基本的にNGです。
チェックシートで自分がAタイプになったとします。
先ほどの資産配分参考例では、Aタイプの期待リターンは0・3%。
割引率が2・5%だったとすると、期待リターンが割引率を大きく下回ってしまいます。
Aタイプになったということは、すべて元本確保型の金融商品で運用してくださいという意味ではなく、「あなたはリスクを小さくしたほうがいい」ということ。
期待リターンが2・5%より大きいタイプで一番リスクが小さいDタイプを選びましょう。
そして、もうひとつの注意点がリバランスです。
自分の選んだタイプで運用しても、時間が経つと資産の比率が変わってきます。
たとえば、Dタイプで運用するとしましょう。
Dタイプだと国内株式型、外国株式型、国内債券型、外国債券型、元本確保型の資産配分はそれぞれ30%、20%、10%、10%、30%です。
しかし運用を始めると、この比率が変化していきます。
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